AEO (Authorised Economic Operator)
AEO(認定事業者)制度
AEO(認定事業者)制度とは、国際貿易におけるセキュリティ確保と税関手続きの簡素化・迅速化を両立させるための国際的な制度です。各国・地域の税関が、世界税関機構(WCO)の枠組みに沿って、企業のセキュリティ体制、法令遵守(コンプライアンス)、財務統制などについて、各制度で定められた要件を満たしていることを認定します。
認定にあたっては、事業所の安全管理、適切な記録管理、財務健全性などについて厳格な審査が行われます。認定を受けた企業は、税関検査の軽減や優先的な通関対応といった優遇措置を受けられるようになります。認定後も、各制度に基づく審査を通じて、認定要件を継続的に満たすことが求められます。
AEO(認定事業者)制度には相互承認協定(MRA)があるため、認定事業者は自国以外の対象国・地域でも協定に応じた優遇措置を受けられます。こうした仕組みは「トラスティッド・トレーダー・コリドー(trusted‑trader corridors:信頼された事業者による安全な貿易ルート)」の形成を促し、リードタイムの短縮や安全在庫の削減に貢献します。