Last‑Mile Delivery

ラストマイル配送

 

ラストマイル配送とは、 物流センターなどの最終拠点から、購入者の自宅やオフィスなどの最終目的地まで荷物を届ける最後の配送フェーズのことです。

 

このフェーズはコストが高く、CO₂排出量も多いことが課題で、EC物流全体の費用の約40%を占めることもあります。こうした課題への対応として、消費者の近くで出荷作業を行う小規模拠点(マイクロ・フルフィルメントセンター)、宅配ロッカー、一般の人が配送を担うクラウドシッピング、ドローンなどが活用されています。
また、運行管理の面では、状況に応じてルートをリアルタイムに最適化するアプリが導入されています。これにより、近隣の配達先を効率よく巡りながら、顧客の指定時間通りに届けることが可能になりました。さらに、環境規制である「低排出ゾーン(LEZ)」への対応として、車両をEV(電気自動車)やカーゴバイクへ切り替える動きも活発化しています。

Keepeek
Last Mile Delivery

配送品質を評価する主な指標(KPI)

 

  • On-Time In-Full (OTIF):定時・完全配送率。顧客が希望する日時に、注文どおりの商品と数量を、欠品や代替品なしで届けられた注文の割合です。納期と注文内容の両方を満たしているかを測ります。
  • 注文から配送までの所要時間(Click-to-door):顧客がECサイトなどで購入を確定してから、商品が手元に届くまでにかかる時間です。
  • 初回配達成功率:最初の配達で荷物を届けられた割合です。再配達を減らし、配送効率や顧客の利便性を高めるうえで重要な指標です。
  • リアルタイム追跡の正確性:アプリなどに表示される荷物の現在地や配送状況、到着予想時刻が、実際の状況とどの程度一致しているかを示します。

ラストマイル配送のコストを削減する方法

 

  • 宅配ロッカーへの集約配送:複数の荷物を宅配ロッカーにまとめて届けることで、個別に訪問する配達先を減らします。
  • AIによる配送ルートの最適化:近隣の配達先をまとめて効率よく回れるよう、AIを活用して配送ルートを最適化します。
  • 混雑する時間帯を避けた配送枠の提供:配送が集中する時間帯を避けた配達枠を設け、顧客が選べるようにします。