GEODISは本日、2026年上期(1月~6月)の主要財務指標を発表いたしました。
不透明な経営環境が継続する中、当グループの当期売上高は53億4,100万ユーロとなりました。事業ポートフォリオの多角化および徹底したコスト管理の成果により、為替・連結範囲の影響を除いた実質ベースでの減収幅は-1.4%にとどまっています。
収益性においては、本業のキャッシュ創出力を示すEBITDAマージンが10.0%(前年同期比0.1ポイント改善)を記録し、高い水準を堅調に維持しました。
事業別の詳細動向は以下の通りです。
- 配送・急送(Distribution & Express)事業:フランス国内における取扱量の増加に加え、燃料コスト上昇への適切な価格転嫁措置により、増収を達成いたしました。
- 陸上輸送(Road Transport)事業:欧州、米国、フランス国内において需要低迷の影響を受けました。一方で、製造業の活況が続くポーランドの混載輸送(LTL)部門については、地域の産業ダイナミズムを捉え好調を維持しております。
- 契約物流(Contract Logistics)事業:年初の旺盛な新規営業活動によるポートフォリオの刷新が寄与し、為替および連結範囲の影響を除いた実質ベースで前年同期並みの安定した実績を確保いたしました。
最高経営責任者(CEO)マリー=クリスティーヌ・ロンバール コメント
「不確実な環境が続く中、この度の上期業績は当社の高いレジリエンスを示すものとなりました。現在の物流市場は、グローバル貿易の進展、サプライチェーンの国内回帰、デジタル化、エネルギー転換、気候変動への対応といった構造変化の渦中にあり、同時に高いボラティリティにも直面しています。こうした中、当社の強みである統合されたビジネスモデル、グローバルなネットワーク、そしてオペレーショナル・エクセレンスの文化は、お客様のサプライチェーンを支える大きな資産となっています。今後もデジタライズとサステナビリティを軸に、より効率的で持続可能な物流の構築に向け、戦略を着実に実行してまいります」
中期経営計画「2026-2030」の進捗について
当上期において、グループは以下の4つの戦略的優先事項を推進いたしました。
1. ネットワークの拡充とオペレーションの強化
- 仏・陸上輸送の強化:2026年3月にTransports Malherbe社の買収を完了。食品・量販店向け地方網と貸切・混載(FTL/LTL)輸送能力を強化いたしました。
- 港湾ロジスティクスの統合:2026年4月にSealogis等のグループブランドをGEODISへ統合。同年6月にはル・アーヴル港に初のマルチサービス・ポートハブを開設し、海上到着から最終配送までの一エンドツーエンドのソリューション体制を確立いたしました。
2. 脱炭素化の加速および気候変動への適応
- CDP「A」評価の獲得:2025年気候変動ガバナンスにおける透明性と実績が認められ、最高評価を獲得しました。
- クリーンフリートの推進:仏国内の拠点へ200基超のEV充電スタンドを設置。低排出車両による都市型配送を仏主要100都市へ拡大しました。2027年までに200都市への拡大を目指します。
3. 高付加価値ソリューションの展開
- 医薬品物流の強化:米・シカゴおよび英・マンチェスターに、厳格な温度管理が可能なクロスドックプラットフォームを開設。
- デジタルプラットフォームの拡充:中小企業をターゲットに、「MyGEODIS.com」での欧州主要都市向け国際航空急送サービスの提供を開始。
4. 防衛セクターにおけるサプライチェーン強靭化への貢献
仏軍参謀本部主催の合同軍事演習「ORION 26」の一環である「Excalibur 26」に参画。有事や重大な危機における官民連携を強化し、物流エコシステムのレジリエンス向上に貢献いたしました。
2026年下半期の見通し
2026年下期においても、中期経営計画「2026-2030」を継続して実行いたします。具体的には、収益性の高い成長、現場オペレーションの継続的改善、業務のDX化、そして低炭素ソリューションの開発を最優先課題として取り組みます。
GEODISは、変化の激しい市場環境において、可視性、柔軟性、レジリエンス、そして高い環境性能を求めるお客様のパートナーとして、最適なサプライチェーンへの変革を支援してまいります。